2017.12.27更新

アシクロビルが含まれたゾビラックスについて

強い痛みを伴う発疹、水ぶくれ、これがヘルペスの症状です。
しかも一旦症状が消えても人の体の中から消えることはく、再発を繰り返したり痛みが残ったりして厄介この上ない病気です。

このように厄介なウイルスに対抗するため、1970年代にアメリカでアシクロビルが開発されました。
ウイルスは細菌とは異なり単独での増殖ができないため、人の細胞を利用します。
人の細胞内に入り込んだウイルスはDNAを合成する酵素、チミジンキナーゼを生成します。
アシクロビルはこのチミジンキナーゼとリン酸化と言われる化学反応を起こします。

リン酸化したアシクロビルは核酸構成成分と似ているため、ウイルスが感染した細胞内で複製される時、核酸構成成分の代わりにDNAに取り込まれます。
このためDNAの複製が正しく行えなくなり、結果としてウイルスの増殖を阻害します。
このようにしてアシクロビルはヘルペスウイルスに対し抗ウイルス効果を発揮するのです。

このアシクロビルを主成分とする抗ウイルス薬がゾビラックスです。
ヘルペスや水疱瘡、帯状疱疹の際にまず使用候補にあげられる薬剤です。

ゾビラックスの種類について

ゾビラックスの剤形には、点滴薬、錠剤、軟膏があります。
点滴薬は比較的重症なヘルペスや水痘・帯状疱疹に対して病院やクリニックで用いられます。
もっとも一般的なのが錠剤で、200mg、400mg、800mgの三種類があります。
単純ヘルペスに対しては200mgを1日5回服用します。
水疱瘡や帯状疱疹では1回800mgを1日5回服用となります。
また特殊なケースですが、骨髄移植に際し単純ヘルペスを予防する目的で投与される場合には200mgを1日5回服用します。
また軟膏は医療機関からの処方だけではなく市販品を購入することもできますが、比較的軽症な場合に限った方が無難でしょう。

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ゾビラックスの副作用

ゾビラックスの副作用は200mgを1日5回服用した場合で1%程度と低い割合でしか起こりません。
主な副作用は精神神経系では眠気や気だるさ、消化器系では下痢、嘔吐、腎臓系では尿排泄異常などと言われています。
重大な副作用としてはアナフィラキシー、汎血球減少、急性腎不全、昏睡や妄想、中毒性表皮壊死融解症、呼吸抑制、間質性肺炎、肝炎、急性膵炎などがありますが非常にまれで発生頻度も不明です。
まれとはいえ起こってしまうと危険ですので服用中に異常を感じたら速やかに医師に相談してください。
また高齢者では腎機能低下がすでに生じている場合もあり、副作用が起こりやすいので服用量には注意が必要です。

ゾビラックスのジェネリック医薬品について

ゾビラックスは歴史が古い薬ですのでジェネリックも多数開発されています。
またもともと200mgで1錠221.8円と高価な薬ですので5日分では5000円を大きく超えてしまいます。
保険診療で処方されてもそれなりな額になります。
ジェネリックでは錠剤だけでなく顆粒の場合でもおおむね20%程度の薬価に抑えられています。
費用的なことを考えると、廉価で同様の効果を持つジェネリックを利用するのもいいでしょう。

ゾビラックスはもともと先述の3種類の錠剤の他に40%顆粒がありますが、どれも国内外のメーカーでジェネリックが製造販売されています。
錠剤では形態が異なるものもありますので飲みやすい形態のジェネリックを選ぶのも良いでしょう。
国外メーカーのものではシプラ社のアシビルが有名です。

またジェネリックにしかない形態のものもあります。
もっとも特殊なものとしてゼリー剤が挙げられます。
アシクロビル内服ゼリー200mg「日医工」(日医工)です。

小児をはじめとした薬が苦手な方や嚥下機能に問題のある方でも服用しやすくなっています。
他にシロップとしてビクロックスシロップ8%(小林化工)、アシクロビルシロップ8%「タカタ」(高田)、ドライシロップとしてはアスリックドライシロップ80%(日本化薬)、アシクロビルDS80%「サワイ」(沢井)などが販売されています。
錠剤が苦手な方や小児でも飲みやすくなっており、味や甘さでシロップやドライシロップを選択するもの良いでしょう。

ヘルペスは厄介な病気で、なにより早期対応が重要です。
しかし有効な抗ウイルス薬、アシクロビルがあります。
しかもアシクロビルには子供からご老人まで安心して飲める剤形がそろっていて、また費用の面ではジェネリックを選ぶことで負担を減らすこともできます。
ヘルペスの悩みを少しでも軽くするために早めに服用を始めましょう。

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